ミサの第一朗読、第二朗読のあとには侍者だけが「神に感謝」と答えるのに、福音朗読のあとだけは全員で「キリストに賛美」と唱えるのはなぜですか?

ことばの典礼の中心である「福音」に対する、心からの同意と賛美を表現するためです。

『朗読聖書の緒言』に、「福音朗読はことばの典礼の頂点である。」とある通り、福音はことばの典礼の最も中心的な部分です。
主イエスから直接に呼びかけられる私たちは、その言葉を、第一、第二朗読の時とは違い、起立して聞きます。
そして、聞き終わった後「キリストに賛美」という呼びかけの言葉に心からの賛同の気持ちを込めて「キリストに賛美」と答えるのです。